G1とか大きなレースの時には必ず発表されており、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準で、これを明確に数値化したもの。
2014年の天皇賞春(G1)を占うにあたり、過去の上位馬のレーティング指数を参考に、何か共通点が見出せないか、検討してみようと思う。
比較検討するのは、時計が速く、出走メンバーの力量レベルの似通っている過去2年分を対象とする。
≪2012年:天皇賞春1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
ビートブラック | 1 | 111 | 日経新春杯4着 |
トーセンジョーダン | 2 | 122 | (前年)天皇賞(秋)1着、JC2着 |
ウインバリアシオン | 3 | 117 | (前年)東京優駿2着 |
※この年の最高レーティングは前年有馬記念1着のオルフェーヴル(11着)が指数123と最も高かった。
次いでトーセンジョーダン(2着)の122、ヒルノダムール(11着)の指数120と続いていた。
(ちなみにオルフェーヴルとヒルノダムールは仲良く11着で同着)
≪2013年:天皇賞春1~3着馬≫
馬名 | 着順 | レーティング | 該当レース |
フェノーメノ | 1 | 120 | (前年)天皇賞(秋)2着 |
トーセンラー | 2 | 115 | 京都記念1着 |
レッドカドー | 3 | 120 | - |
※この年の最高レーティングは阪神大賞典1着のゴールドシップ(5着)が指数124と最も高かった。
次いでフェノーメノ(1着)、レッドカドー(3着)が指数が同じ120と続いていた。
レーティング自体、その時のレースレベルが大きく反映されるから、数値だけ見ても判断できないところがあるけど、
例年だいたいレーティング指数の目安は120くらいかな。
2012年も2013年も1番人気馬は複勝圏を外しているけどね(^^;。
逆にレーティング指数が低くても、2012年の1着ビートブラックのように激走することもある。
こうやってみると、レーティングは総合的に馬の能力を判断する指標として使用することができそうだけど、
前提として、しっかり展開予想ができていないと使っても意味がないように思う。
そして、共通見解としては、レーティングが120を超えている馬が2012年、13年と最低1頭は複勝圏に絡んでいる。
だから、2014年の天皇賞春を占う上では、軸馬に選ぶ馬はレーティング指数120を超えている馬を選びたいところかな。
さて、これを踏まえて今年のレーティング指数はというと、
⇒ 2014年の天皇賞のレーティング指数はここをクリック
阪神大賞典1着のゴールドシップが指数124とトップで、そのあとに、産経大阪杯1着のキズナ、(前年)天皇賞春1着のフェノーメノが121と続いている。
この3頭の中からどれか1頭軸にして馬券を買うってのも現実的でいいように思う。
レーティングはあくまで指標であり、ファクターの1つであるに過ぎない。
過信することだけ注意して、予想を楽しんでみてはいかがでしょう。
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