トウカイトリックは今年2014年1月の万葉ステークスまで一生懸命走っていた。
その歳、なんと「12歳!」
人間の年齢に例えると、48歳ってことになるね(汗;)。
一般レースではなかなか見かけることのない年齢の馬だっただけに、ファンもかなり多かったのではないかって思う。
12歳って言いながらも、万葉ステークスでは単勝オッズ4.5倍とまだまだその実力は認められていた。
トップハンデの57キロを背負いながらも4着と大健闘。
トウカイトリックが走り終えると、
「お疲れさま。無事でいてくれてありがとう」
ってそんな気持ちになってたんだよね・・・。
だけど、2014年4月24日(木)にショッキングなニュースが飛び込んできた。
それは、
『誘導馬を目指していたトウカイトリックが死亡した』
というのだ。
思わず「えっ」って声が出た。
そして、なんとも言えない悲しい気持ちになった。
「儚い気持ち」
というのが正しいのかも知れない。
それはきっと、トウカイトリックがレースに出るたび、その勇士に感動と勇気を与えてもらっていたからだろうって思う。
突然の早世、誘導馬になる夢を叶えて欲しかったな・・・素直にそう思った。
生涯成績は63戦9勝。
G1勝ちはないけれど、G2勝ちは"ステイヤーズS"と"阪神大賞典"を勝っており、G3勝ちは"ダイヤモンドS"という実績を持っていた。
トウカイトリックが最後に勝利を挙げたのが、2012年のステイヤーズS(G2)。
当時10歳での出走だったけど、強い勝ち方だったのが印象的。
(レース映像:2012年ステイヤーズS)
⇒ トウカイトリックの全競走成績はこちらをクリック
この世に生を受けて、注目される馬の方が圧倒的に少ないはずなのに、
特別に強かったという訳でもないのに、
これだけ注目されて現役を退けたのは、トウカイトリックは幸せ者だよね。
天国から、競馬界をそっと見守ってくださいな。
そして最後にもう一度、
「たくさんの感動をありがとう」
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