『逃げ出したかったよ。でも、それを克服して"勝ちたい"と思うのが騎手やから』
インタービューでこんなセリフを吐いていたのは、見事1着に輝いた岩田康成。
ものすごい重圧を感じてレースを迎えたようだ。
それもそのはずで、本来なら主戦の武豊がヴィクトワールピサに乗る予定だったのだが、毎日杯で落馬骨折して騎乗できなくなってしまったからだ。
ヴィクトワールピサはそれまで4連勝中という注目の的。
そんな馬が急に回ってくるのだから、もちろん「負けられない」というプレッシャーはあっただろう。
今年2014年の皐月賞を迎えるにあたり、一番リンクすると思う過去のレースは2010年の皐月賞かな。
週末の天気予報では雨予報で馬場が悪い状態で皐月賞を迎えるかも知れないし。
そういったことも想定して、稍重で施行された2010年の皐月賞を見てみたいと思う。
結果は、
1着:ヴィクトワールピサ(1番人気) 2分0秒8
2着:ヒルノダムール(6番人気)
3着:エイシンフラッシュ(11番人気)
と、見事にヴィクトワールピサが5連勝を飾ったんだよね。
⇒ 2010年皐月賞(G1)のレース結果詳細はこちらをクリック
(レース映像)
実況の”ガッツポーズ、ガッツポーズ岩田康誠何度も何度もガッツポーズ!!”
という青嶋アナのフレーズも熱いよね。
レースを振り返ってみよう。
稍重馬場で、前半の1000mを60.1秒で逃げたバーディバーディが通過している。
これはこの馬場にしては少し早いペースだろう。
中団を進んでいたヴィクトワールピサは直線に向いて最内を突く。
2着のヒルノダムールと3着のエイシンフラッシュは4コーナーでは、まだ後方の位置。
映像を見ても分かるように、内側も外側も馬場は結構良い。
ここらへんが今年と似ているような感じがする。
今年も馬場はとても良い。
だから、雨が降っても内から伸びるし、外からも伸びるしと、そんなレースになるのではないかと思っている。
走破時計は2010年で2分0秒8だったから、今年も同じくらいの時計になるんじゃないかなって思う。
良馬場になれば、昨年みたいな1分58秒0というロゴタイプが出した時計を期待できるのかも知れないけど、
あくまで雨予報を前提に考えている。
今年は4連勝で挑むトゥザワールドや3連勝で挑むトーセンスターダムに注目が集まるけど、
時計が掛かるような展開になると、ヴィクトワールピサのような息の長い脚を使える馬が
内からスイスイと人気馬の脚元を巣食うケースが大いに考えられる。
今年の皐月賞は、一瞬の切れ味よりも、どこからスパートがをするのか、が焦点になるのかな。
そんな気がしてる・・・
そんなこんなで、週末まであれこれ楽しみながら考えてみたいと思う。
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