競馬の何が難しいかって言われれば、「予想の組み立て方」ではないかと思います。

人それぞれ予想に対する持論は持っているだろうと思うけど、私も自分なりに研究した結果をここに書き記してみたいと思います。

予想の際、役に立てたら嬉しいです。 それでは、Let's go!

※あくまで個人的見解に基づくもので、一般的なものではありません。


競馬予想の3つの概念


”競馬予想の概念とは何か?”

という問いに対して私が回答するならば、


【 ①ポテンシャル × ②状態 × ③展開 】


と答えます。

競馬予想を組み立てる際の概念は3つ(ポテンシャル・状態・展開)あると思っています。


「①ポテンシャル」については、潜在能力のことで競走馬の持っているであろう能力のこと。

「②状態」については、出走前の馬の体調こと。

「③展開」については、対象レースがどのような流れになりそうかということ。


想像してもらえば分かると思いますが、

”能力が高いのに、状態が良くないから、レースではあっさりと負けた”

”切れ味が鋭い馬だけど、スローペースの展開だったから差し切れなかった”

”調教がめちゃくちゃ動いて絶好調な感じだったけど、差し脚は意外に鈍くて惨敗した”

などなど、こういった上記の例は、毎週起こっている出来事であります。


・いくら能力が高くたって、状態が悪かったり、展開が向かなかったりすれば、負けることがあります。

・いくら状態が良くたって、能力が低かったり、展開が向かなかったりすれば、負けることがあります。

・いくら展開が向くからといって、能力が低かったり、状態が悪かったりすれば、負けることがあります。


どれか1つだけ際立っていても、負けるときはあっさり負けてしまうものです。

レースによって予想の方法を変えている人は、情報が欠落している可能性が高いとも言えるのではないでしょうか。



ここからは、更に「①ポテンシャル」、「②状態」、「③展開」を細分していって、組み立てが可能なファクター段階まで紐解いていきましょう。

①ポテンシャルについて


先ほども言いましたが、ポテンシャルとは馬の潜在能力のこと。

ポテンシャルを評価するにあたって、どんなファクターが該当するのかを洗い出せばその馬の力が大方判ります。

私がいつも検討材料にしているポテンシャルのファクターは以下のとおり。

・決め手
・騎手
・重馬場経験
・距離経験

この4つのファクターについて、簡単に説明したいと思います。


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 決め手について
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決め手の概念はなかなか難しいです。

競走馬は

”ハイペースに強い馬”
”平均ペースに強い馬”
”スローペースに強い馬”
”展開を問わない馬”

の4種のタイプに分類できると思っています。

これも過去のレースを見て、どのペースでその馬の決め手が活きるのかを検討しましょう。

特に逃げ馬や先行馬は鋭い脚を持っている馬が少ないため、どんなペースのときに図太さを発揮しているのかをチェックしましょう。


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 騎手について
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馬の能力を引き出す先導役はやはり騎手ということになります。

乗り慣れた騎手と乗り代わりの騎手とでは馬の気性や仕掛けどころなど把握している事が違うでしょう。

特に乗り代わりの際は意識して、プラス材料になるのかマイナス材料になるのかを検討しよう。


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 重馬場経験について
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雨が降れば、馬場状態は悪くなります。

馬場状態が悪くなった時は、過去に重馬場のレースで好走した経験を検討材料に入れよう。

ただし、注意が必要なのはレベルの低いレースで重馬場好走経験があってもあまりあてにならないから、この点は注意が必要です。


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 距離経験について
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出走するレースの距離が過去に経験したことのない距離の場合は検討しよう。

長距離ばっかり使っていた馬が急に短距離のレースに出てきたり、短距離ばっかり使っていた馬が急に長距離のレースに出てきたりと。

プラス材料になるのか、マイナス材料になるのかをよく検討しよう。


以上、馬のポテンシャルについて書いてみましたが、いかがでしょうか。

多くのレースを見てどんどん経験を蓄積していきましょう。


②状態について


次は馬の状態(体調)をどうやって判断していけばいいのか、について書いてみたいと思います。

直接的な事ではなく、間接的に競馬新聞等の情報から良さそうな状態の馬を見つけていきましょう、ということです。

状態をファクターで表すと、

・臨戦過程
・調教内容

という2つに分けられるのではないかと思っています。

1つずつ見ていきましょう。

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 臨戦過程について
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レースに挑む馬は、「休養明け」、「叩き2走目」、「使い詰め」のローテーションのどれかです。

この調整過程の違いを読み取る必要があります。

特に休養明けの馬や叩き2走目の馬が一変して好走することは多いので、調教の見方の精度を上げることが重要だと思っています。

この臨戦過程について、別記事に調教の見方等の詳細を書いているので、まずはそちらを見て頂きたいと思います。

誰もこんなこと教えてくれなかった! 調教の内容から走りそうな馬を見つけ出すノウハウ


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 調教内容について
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これは言葉通りで、調教の良かった馬をプラス材料にして検討しようということです。

前走の調教があまり動かなかった馬が突然動いていたりすることがあります。

そういった馬は、明らかに状態が良くなっていると判断できるため、プラス材料に含めて検討しよう。

また、中間一頓挫があって順調に追い切りができなかったりする馬もいるので、そのような馬は割引が必要です。



上記、馬の状態に関して書いてみましたが、いかがだったでしょうか。

どんなに能力があっても、仕上がり不十分な状態だと全能力を発揮することなんてできません。

また、調教内容が軽くて、当日の馬体重が大幅に増えていたなんてことも多々あることです。

きっちりと調教内容を見極めることは予想をする上で不可欠なことだと思います。


③展開について

展開については、レースがどんなペースの流れになるかということを想定し検討しましょう。

出走メンバーの中で、どの馬が逃げて、どんなペースを作り出すのか、検討していきます。

単純に思えるかも知れませんが、展開を予想することは非常に難しいです。

前走で逃げた馬がいても、次のレースでは逃げなかったり、

逃げると思った馬が、出遅れたりとか。

騎手や馬は生き物ですから、この点をドンぴしゃりで当てることは至難の業です。

経験を積んで競馬の慣性を磨いていくしかないように思います。



展開を読み違えると、決め手や持ち時計の内容が大きく変わってきます。

そうなると、結果も変わってきます。

慎重にいきたいところです。

『③展開』については以上です。


≪まとめ≫
以上、「競馬予想の3つの概念と組み立て方」について書いてみました。

この3つの概念を深く掘り下げていくことにより、レースにおける好走する馬を見分けられるようになると感じています。

うまく噛み合うようになるまで、何度も何度も挑戦して自分のものになるようにしていきましょう。


予想をする際は、

【ポテンシャル × 状態 × 展開】

をいつも頭の片隅に入れて進めてみてはいかがでしょうか。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました。


「調教の内容からどうやって状態の良い馬を見つけていったらいいのか分からない!!」




(^▽^;)(爆)

そう思っている方は少なからずいると思います。

当たり前のことですが、私は厩務員ではありませんし、直接的に馬の状態の善し悪しは分かりません。

だから、私にできることは、競馬新聞等の間接的な情報から馬の状態を判断することです。

一応、私は調教欄(時計)を20年以上ずっと見てきて、ある程度走りそうな馬の『傾向』というものが感覚的ながら判るようになってきたのです。


調教を見るべき観点は人それぞれで異なるでしょうから、

”これが正解!”

というのがありません。


「なんでこの馬、こんなに調教動いてないのにレースでは走るんだよ~っ( ゚Д゚)!」

なんて経験があなたにも少なからずあると思います。


だから、単に”調教時計が速い馬が良い”、”調教時計が遅いからダメ”という訳でもなく、奥が深い世界でもあると思っています。


これから先に書いてあることは、

『出走馬の調教内容をどう見て、選び出していくか』

という観点で、私が日々実践していることを書いてみたいと思います。

少しでも参考になる部分があれば幸いです。

(※事前のお断り事項として、これから私が書く内容は、世間一般的に正しいと認知されているものではない、ということをご理解してお読みください。)

それでは、内容について触れていきましょう!


出走馬の3つの調整過程


レースに出走してくる馬のローテーションは様々です。

私は、3つのタイプに分けて捉えて見てみると良いと思っています。

 ① 休養明け(2ヵ月以上)
 ② 叩き2走目
 ③ 使い詰め


という3つのタイプです。

それぞれについて1つ1つ見ていこうと思います。


【① 休養明け(2ヵ月以上)】

私の見解では、前のレースとの間隔が2ヵ月以上開いている馬を「休養明け」と捉えています。

休養明けの期間について詳細な定義はないので、ここはあまり細かく気にしなくてもOKです。

休養明けの状態で力を発揮しようとすれば、きちんと調教がされていなければ話になりません。


休養明けで十二分に力を発揮できるだろうと判断するには『リフレッシュ効果』がありそうかどうか を見極めることだと思っています。

「リフレッシュ効果?」

と思うかも知れませんが、

人間も、バカンスで心身ともリフレッシュした状態になれば、仕事にも精を出せるはずです。

馬も同じで、休養を挟んで心身ともにリフレッシュされた状態で出走してきた馬は好走している馬が多いように感じます。

最近では短期放牧などを挟んで馬をリフレッシュさせた状態でレースに出走させるケースが結構見受けられます。

一昔前に言われていた「休養明けの馬はマイナス」ということは全くないと思います。


リフレッシュ効果の要素としては以下の2点をクリアしていることを前提にしています。

 ・3週以上前からきっちりと乗り込まれている
 ・レース当週(最終追切り)の調教が目一杯ではないこと


の2つです。

例に出して説明をしてみたいと思いますが、

2014年の4月6日(日)に行われた産経大阪杯(G2)を快勝した『キズナ』の調教内容について見ていきましょう。

(↓図は産経大阪杯(G2)出走前のキズナの調教時計)
リフレッシュ効果

産経大阪杯(G2)に出走した「キズナ」は、前走の凱旋門賞から約6ヵ月間隔を開けての出走になり、乗り込み開始はレースの1ヵ月前の3月2日から時計を出されています。

そこから毎週日曜日と水曜日に時計を出されており、乗り込み量は非常に入念だと言えます。

レースの1週前の追い切りは坂路コースで一杯に追い切られています。

そして、4月2日の最終追い切りでは武豊Jを背にCWコースで追い切りでした。

ラスト1Fで仕掛けられ、馬の手応えを確かめるような調教内容となっています。

そして、馬がそれに応えるようにラスト1Fは11.7秒と速い時計が計時されています。

目一杯の追い切りではなく、まさに文句のない仕上がりだと言っていいと思います。


レースを思い出していただければ納得だと思いますが、豪快な差し切り勝ちを演じたのは記憶に新しいところです。

まさにキズナはリフレッシュした状態でレースを迎えたと言えるでしょう。


逆に休養明けの馬で、最終追い切りで目一杯追い切られている馬もたくさん目にすると思いますが、私個人的にはあまり「推し」ではありません。

なぜなら、休養明けの馬がレース当週の調教で目一杯に追い切られていると、仕上がったかどうかに疑問が残るからです。

特段速い時計が出ていれば別でしょうが、通常はレース当週に目一杯調教がされている馬は、多少割り引いてもいいと思っています。

今まで休養明けの馬の調教内容をあまり意識していなかったのであれば、是非ともリフレッシュ効果がありそうかどうかを適応してみてはいかがでしょうか。


【② 叩き2走目】

叩き2走目とは読んで字の如く、前走が休養明けでレースに出走していた馬のことです。

前走の休養明けのレースで成績が悪かった馬は、まだ仕上がっていなかった可能性が高いです。

そういった馬は叩き2走目のレースで大きな上積みを期待することが出来ます。


これも例を示したいんですが、先ほどのキズナと同じ「産経大阪杯(G2)」に出走していた『メイショウマンボ』を取り上げてみたいと思います。

産経大阪杯(G2)のメイショウマンボはエリザベス女王杯(G1)以来の出走で、キズナから2.2秒も離された7着と大敗しました。

ですが、叩き2走目のヴィクトリアマイル(G1)では0.1秒差の2着と見事変わり身を見せました。


(↓図はヴィクトリアマイル(G1)出走前のメイショウマンボの調教時計)
叩き2走目

叩き2走目での注目すべき点は、ラスト1Fまできっちりと動けているかどうか、という点です。

メイショウマンボの最終追い切りは、終い重点でしたが、CWコースでラスト1Fを11.7秒と申し分ない動きを披露しました。

逆に、ラスト1Fで一杯に追われてバテているようであれば、まだまだ状態は良くなっていないと判断して良いと思います。

馬というものは不思議なもので、2走目になると前走の大敗がウソのように激走することが多いです。

叩き2走目の時の最終追い切りは、馬なり調教でも目一杯の調教でもどちらでも遜色はない(感じ)です。


【③ 使い詰め】

使い詰めとは、休みなく使われ続けている馬のことで、、叩き3走目以降の馬はすべて「使い詰め」の分類になります。

使い詰めの状態であれば、既に馬体面は仕上がっている馬がほとんどで、調整内容に抜かりがないかをチェックするだけです。


使い詰めの馬は、馬券対象にするかの取捨選択が非常に難しい扱いの馬でもあります。

なぜかと言えば、前走で大負けしていた馬がいつも通り調教をして出走してこれば、理屈から考えるとまた大負けすることになるからです。

逆に言えば、前走が好走していた馬がいつも通り調教してレースに出走して来れば、また好走する可能性は高いということも言えます。


前走好走していた馬は状態が下降していないかをチェックし、前走が惨敗していた馬は状態が上昇しているかどうかをチェックします。

前走好走していた馬を見る観点は、前走の調教内容と同じような内容で追い切りがされているかを見ます。

前走惨敗していた馬を見る観点は、前走の調教内容よりも入念に乗り込まれているか、速い時計が出されているかるかを見ます。

特に前走が惨敗していた馬が調教で一変していた場合は見落としがちでもあるので、要注意です。

人気薄で激走する馬は前走が惨敗していたケースが多いです。




いかがだったでしょうか?

3つのタイプに分類して書いてみました。

私自身、毎レース慎重に調教を見て切り分け作業をしています。

1頭1頭、調整のされ方が違いますし時計や本数の善し悪しをどう判断していったらいいか、慎重さが求められます。


あなたがもし、予想を組み立てる際に調教をあまり重視していなかったのであれば、これからは

 ・休養明けの馬のリフレッシュ効果
 ・叩き2走目の上積み効果
 ・使い詰めの馬の好調教


の3つに着目してみてはいかがでしょうか?


競馬を予想する際、調教だけを見ていてもダメだと思いますが、重要なファクターの1つであると私は信じています。

厩舎によって調教スタイルが全く異なっていて慣れるまでは苦労はあると思いますが、気付きが得られた時の感動は最高だと思います。

ドンドン、人気のない馬で走りそうな馬を見極めていきましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。