激闘の長距離レース、春の天皇賞(G1)が終わった後もまだまだ競馬熱は冷め止むことはありません。

今週は3歳戦によるG1、NHKマイルCが行われます。

戦前の登録頭数は30頭とフルゲート戦線になることは必至。

2015年は抜けた存在がいる訳ではなく、混戦模様の様相だ。


こんな時こそ役立つのがデータだろう。

過去10年の勝馬データから、傾向や参考となるデータを見つけ出したいと思う。

2014年優勝馬 ミッキーアイル
(2014年優勝馬:ミッキーアイル)


過去10年のNHKマイルC(G1)の勝馬データ


※NHKマイルC(G1)・・・(東京)芝1600m
【過去10年の勝ち時計とペース】
開催年 勝馬 タイム 馬場 ペース
2014年 ミッキーアイル 1:33.2 M(平均)
2013年 マイネルホウオウ 1:32.7 M(平均)
2012年 カレンブラックヒル 1:34.5 M(平均)
2011年 グランプリボス 1:32.2 M(平均)
2010年 ダノンシャンティ 1:31.4 H(ハイ)
2009年 ジョーカプチーノ 1:32.4 H(ハイ)
2008年 ディープスカイ 1:34.2 M(平均)
2007年 ピンクカメオ 1:34.3 M(平均)
2006年 ロジック 1:33.2 H(ハイ)
2005年 ラインクラフト 1:33.6 M(平均)

過去10年の走破時計を見ると、かなりばらつきがある。
馬場状態とその年のレベルがものの見事に現れた結果の様に感じる。
2015年の馬場状態は特段良いといった印象はなく、鬼のようなハイペースにならない限り速い時計の決着にはならないように思える。
過去のレース結果からスローペースで決着しているレースはなく、その点は頭の片隅に入れておきたい。


【人気】
・1番人気 5頭
・2番人気 1頭
・3番人気 1頭
・10番人気 2頭
・17番人気 1頭

1番人気は5頭が勝っており、完成度の高い馬であればそのまま信頼して良いのではないだろうか。
しかし、10番人気や17番人気の馬も勝っており、未知なる成長度という点で不確定要素も多いレースだと言っていいだろう。


【性別】
・牡馬 8頭
・牝馬 2頭

過去10年、全てフルゲートで行われており、合計180頭の出走頭数の中、牝馬は14頭が出走していた。
牝馬の出走割合は1割未満であるが、勝率は2割と上々の結果となっている。
牝馬の参戦は、要チェックしておきたいところだ。


【前走のレース】
・桜花賞(G1) 2頭
・NZT(G2) 5頭
・毎日杯(G3) 2頭
・アーリントンC(G3) 1頭

皐月賞組からは過去10年では勝馬が出ていない。
距離適性面と皐月賞での消耗度を考えるとやはり他のステップレースの方が好ましいと捉えた方が良さそうだ。
逆に桜花賞から参戦してくる牝馬は要注意といったところだろう。
また、前走がOPクラス以下のレースだった場合は多少の割引が必要ということだろう。


【前走の着順】
・1着 5頭
・2着 0頭
・3着 3頭
・7着 1頭
・14着 1頭

前走、桜花賞(G1)14着から巻き返したのは、2007年のピンクカメオ。
ダイワスカーレットやウオッカが出走していた非常にハイレベルな1戦だっただけに例外的に捉えて良さそう。
前走、NZT(G2)で7着から巻き返したのは、2013年のマイネルホウオウ。
この馬に関しては、脚質的に中山コースよりも圧倒的に東京向きという最大の理由があった。
前走の着順が悪い馬を狙う場合には、根拠なしに狙うのは避けた方が無難だろう。


【前走の距離】
・1600m 8頭
・1800m 2頭

過去10年の結果は非常に顕著だ。
1600~1800m以外の距離を使っていた馬は多少割り引いて考えても良いのではないだろうか。


【前走からの間隔】
・中4週 7頭
・中6週 2頭
・中10週 1頭

中10週で制したのは、2014年のミッキーアイル。
この馬はそれまで4連勝しており、完成度の高さで他馬よりも群を抜いていた感があった。
通常は成長途上ということもあり、レースを使いながら経験値を高めていく方がレースでは力を発揮できる時期であると思われる。
休養明けで出走してくる馬は、「完成度」という点を重視して見るのが良いのではないだろうか。


【キャリア】
・3戦 1頭
・4戦 1頭
・5戦 2頭
・6戦 2頭
・7戦 1頭
・8戦 1頭
・9戦 2頭

キャリアに関しては3戦~9戦と様々。
デビューの早い遅いは特段関係ないと見て良さそうだ。


【脚質】
・逃げ 2頭
・先行 2頭
・差し 3頭
・追込 3頭

脚質については様々。
直線の長い府中コースではあるけど、力のある馬であれば逃げ切りも可能ということ。
2014年のミッキーアイルの逃げ切りはまだ記憶に新しいところ。
脚質については特段有利不利がある訳ではなさそうだ。


【枠順】
・1枠 0頭
・2枠 1頭
・3枠 2頭
・4枠 1頭
・5枠 2頭
・6枠 1頭
・7枠 3頭
・8枠 0頭

枠順は、1枠と8枠からは過去10年で勝馬が出ていない。
最内で揉まれやすいというのと、大外の距離損は多少なりとも影響している結果だろう。
そこまで大きく拘る必要はなさそうだが、真ん中の枠からスムーズにレースができるに越したことはないだろう。


【種牡馬データ:勝率(1着)】
・1位 ディープインパクト(13.3%)
・2位 オンファイア(12.5%)
・3位 ダイワメジャー(12.1%)

【種牡馬データ:複勝率(3着以内)】
・1位 ハービンジャー(38.5%)
・2位 ディープインパクト(30.9%)
・3位 ステイゴールド(28.4%)

※データはNHKマイルC登録馬による過去3年強の東京芝1600mの種牡馬実績
※最低出走回数は10回以上の種牡馬が対象

勝率の面ではさすがディープインパクト産駒といったところ。
ただ、勝率では上位ではなかったハービンジャー産駒が複勝率では1位の結果になっている。
鋭い決め手を求められがちな東京コースでも安定して力を出せるということか。
ハービンジャー産駒が出走してきた場合は、要注目だろう。


(まとめ)
いかがだったでしょうか。

フルゲート出走が想定されるレースで、戦前のトライアルの結果から2015年は非常に混戦模様になりそうですね。

過去10年の勝馬データを当てはめると、アルマワイオリやアンビシャスあたりがデータ面ではクリアしていて面白い存在に思います。

後は、枠順や展開面などまだまだ付加的に検討すべき要素が多いレースだけに、予想にも力が入りそうです。

レースまで待ち遠しいですね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【調教展望】京都11R 京都新聞杯(G2)(2015年)

【振り返り:天皇賞春(G1)】最強の戦術、スーパーロングスパートでゴールドシップの作戦勝ち

comment iconコメント 数 0

コメントの投稿