日曜日は待ちに待った最長距離のG1レース「天皇賞春(G1)」が行われる。

3連覇を狙うフェノーメノが回避という寂しいニュースが流れてきたが、まだまだ層の厚いメンバー達が待機している。

今年は力をつけてきた4歳馬 VS 古馬陣 という構図だろう。

昨年はキズナが断然の1番人気に支持されたが、直線ではいつもの切れ味を発揮できずに4着と敗れてしまった。

レース中に骨折していたのか、それとも少なからず距離が影響したのかは、神のみぞ知るところ。

今年は伏兵陣も粒が揃っており、展開次第で力を発揮できる馬も異なってくるはずだ。。


過去10年の勝馬データから、傾向や参考となるデータをはじき出せるように見ていきたいと思う。

2014年優勝馬 フェノーメノ
(2014年優勝馬:フェノーメノ)


過去10年の天皇賞春(G1)の勝馬データ


※天皇賞春(G1)・・・(京都)芝3200m
【過去10年の勝ち時計とペース】
開催年 勝馬 タイム 馬場 ペース
2014年 フェノーメノ 3:15.1 S(スロー)
2013年 フェノーメノ 3:14.2 M(平均)
2012年 ビートブラック 3:13.8 M(平均)
2011年 ヒルノダムール 3:20.6 S(スロー)
2010年 ジャガーメイル 3:15.7 S(スロー)
2009年 マイネルキッツ 3:14.4 S(スロー)
2008年 アドマイヤジュピタ 3:15.1 S(スロー)
2007年 メイショウサムソン 3:14.1 S(スロー)
2006年 ディープインパクト 3:13.4 S(スロー)
2005年 スズカマンボ 3:16.5 S(スロー)


長距離ということもあり、スローペースになりやすい。
2012年、13年は平均ペースの決着となっており、スローで競馬をしたくない馬がいるような場合は注意が必要だろう。
今の京都は非常に馬場が良く、仕掛けが遅くなれば届かなくなる可能性は十分に考えられる馬場状態。
展開を読み切れるかどうかが生命線であることは言うまでもない。


【人気】
・1番人気 1頭
・2番人気 3頭
・3番人気 1頭
・4番人気 1頭
・5番人気以下 4頭

過去10年で1番人気は1回しか勝っていない。
しかも勝っているのはディープインパクト。
あのオルフェーヴルでさえ、位置取りが後ろ過ぎて大敗を喫したレース。
力を出し切るのが難しいレースなのだろう。


【年齢】
・4歳 5頭
・5歳 3頭
・6歳 2頭

4歳馬が半数を占めている。
勢いのある4歳馬は注目してみたいところ。
7歳以上の高齢馬は過去10年で勝っていないだけに、メンバーが揃った今年のようなケースは割引が必要だろう。


【前走の着順】
・1着 5頭
・2着 2頭
・3着 1頭
・5着 1頭
・10着 1頭

半数が前走を勝利で飾っていた。
前走10着に敗れて巻き返したのは2012年のビートブラック。
展開面で”高速馬場”という最大の武器を味方にして逃げ切ったお手本のようなレースだった。
前走5着から巻き返したのは、2014年のフェノーメノ。
長期休養明けのレースだったが、勝馬から0.5秒差と差はほとんどなかった。
走れる下地がなければ、基本的には前走は好走していることが前提だろう。


【前走のレースの格】
・G1 0頭
・G2 9頭
・G3 0頭
・OP 1頭

前走のレースの格は9頭がG2。
産経大阪杯、日経賞、阪神大賞典のいずれかをステップにしている馬がほとんど。
ただ1頭、前走がオープンクラスのレースだったのが、2005年のスズカマンボ。
但し、この年の出走メンバーのレベルはかなり低かったため、例外的に捉えて良さそう。
基本的には前走はトライアルのG2を使っていて、好走している馬が良いだろう。


【前走からの間隔】
・中3週 1頭
・中4週 2頭
・中5週 3頭
・中6週 3頭
・中8週以上 1頭

中8週以上の休養明けで勝利したのは、京都記念(G2)から直行したジャガーメイル。
この年(2010年)の出走メンバーのレベルもあまり高くなかったので、例外的に捉えて良さそう。
2015年の登録馬のレベルはそれなりに高く、きちんとトライアルを使ってレースに臨む馬を選んだ方が無難だろう。


【勝馬の京都での勝利数】
・0勝 4頭
・1勝 4頭
・2勝 2頭

天皇賞春を勝利するまでの京都コースでの勝利数。
意外にも京都コースで0勝だった馬は4頭もいる。
京都コースが得意でなくても気にする必要はなさそうだ。


【脚質】
・逃げ 1頭
・先行 3頭
・差し 5頭
・追込 0頭
・マクリ 1頭

道中後方から、全頭マクリの競馬を見せて圧巻な強さを発揮したのはディープインパクト。
昨年、1昨年とゴールドシップはマクリ切れずに敗退している。
それだけ高速馬場でのマクリの競馬は力が抜けていないとできない芸当。
先行、差しで8頭おり、うまく流れに乗って4コーナーで射程圏を捉えるレースが望ましいのだろう。
追込で勝利している馬は過去10年では1頭もおらず、この点は頭に入れておきたい。


【枠順】
・1枠 3頭
・2枠 0頭
・3枠 2頭
・4枠 2頭
・5枠 1頭
・6枠 0頭
・7枠 0頭
・8枠 1頭

8枠の馬(アドマイヤジュピタ)が勝った時は、内側の馬場が悪くて、今年の馬場状態とは雲泥の差があり、全くの参考外。
その点を踏まえると、3200mという距離ながら馬場の良い内側をロスなく通れる真ん中よりも内側の枠の方が有利であると言えそうだ。



(まとめ)
いかがだったでしょうか。

登録馬のメンバー構成を見る限り、アドマイヤデウス、キズナ、ゴールドシップ、ウインバリアシオンなど、人気になりそうな有力馬は特段データ面から落ち度はない。

後は枠順と展開がマッチする馬に勝利の女神が微笑むことでしょう。


前走の勝利で一気に株の上がったアドマイヤデウス。

”三度目の正直”なるか、ゴールドシップ。

逆に前走の敗戦で株を下げてしまったキズナ、サウンズオブアース。

速い時計決着でも対応できそうな、ラストインパクト、ラブリーデイ、スズカデヴィアス。

62年ぶりの牝馬の勝利となるか、デニムアンドルビー。


魅力ある馬たちの集まる天皇賞春(G1)。

レコード決着の可能性もあるだけに、目の離せないレースになりそうだ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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