2001年にレース名を「阪神3歳牝馬ステークス」から変更されて14年目となる。
2歳牝馬戦ということで、キャリアの浅い乙女達の決戦の場となる。
昨年は、直線の大攻防が繰り広げられて、ハープスターが猛追するもハナ差でレッドリヴェールが凌ぐという互角の勝負が演じられた。
まだまだ成長途上の段階で、どのような競馬になるのか、また、どんな馬が勝つのか、
過去の先輩たちのデータを基に傾向を探ってみたいと思います。

(2013年優勝馬 レッドリヴェール)
※阪神JF(G1)・・・芝1600m戦
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<データ算出条件>
・過去10年の阪神JF(G1)の勝馬データ
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【過去10年の勝ち時計とペース】
開催年 | 勝馬 | タイム | 馬場 | 前半3F | 後半3F | ペース |
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2013年 | レッドリヴェール | 1:33.9 | 良 | 34.2 | 35.5 | H(ハイ) |
2012年 | ローブティサージュ | 1:34.2 | 良 | 34.1 | 36.4 | H(ハイ) |
2011年 | ジョワドヴィーヴル | 1:34.9 | 良 | 35.8 | 34.7 | M(平均) |
2010年 | レーヴディソール | 1:35.7 | 良 | 35.8 | 34.5 | M(平均) |
2009年 | アパパネ | 1:34.9 | 良 | 35.1 | 35.3 | M(平均) |
2008年 | ブエナビスタ | 1:35.2 | 良 | 35.2 | 35.6 | M(平均) |
2007年 | トールポピー | 1:33.8 | 良 | 34.4 | 35.7 | H(ハイ) |
2006年 | ウオッカ | 1:33.1 | 良 | 34.4 | 34.8 | M(平均) |
2005年 | テイエムプリキュア | 1:37.3 | 良 | 35.5 | 36.7 | M(平均) |
2004年 | ショウナンパントル | 1:35.2 | 良 | 35.2 | 35.8 | M(平均) |
このレースは傾向として、ペースが遅くなりにくいレースと言っていいのではないか。
まだ若駒ということもあり、気性的な面も大いに影響しているように思われる。
近2年は時計の速い決着となっており、今年も馬場が良い状態なので、時計勝負の決着となることが想定される。
【人気】
・1番人気 2頭
・2番人気 1頭
・3番人気 1頭
・4番人気 2頭
・5番人気 2頭
・8番人気 2頭
1番人気は2頭と信頼のおける数字ではない。
8番人気の馬が2頭も勝っており、やはり優先したいのはその時の状態が良さそうな馬を見つけ出すことだろう。
【前走からの間隔】
・中3週 2頭
・中4週 4頭
・中6週 1頭
・中7週 1頭
・中8週以上 2頭
ローテーションに関して特に目立った傾向等はない。
昨年のレッドリヴェールは中14週と少し長めの休養明けだったが、しっかりと勝ち切った。
逆に10年以上前になるが、連闘で挑んだスティンガーが勝ったこともあり、ローテーションに関しては、特に気にする必要はなさそうだ。
【前走のレース】
・新馬戦 1頭
・未勝利戦 1頭
・条件戦(500万) 4頭
・札幌2歳S(G3) 1頭
・ファンタジーS(G3) 1頭
・デイリー杯(G2) 2頭
前走を使った格に関しても、特に傾向はなさそうだ。
ブエナビスタは未勝利戦を勝ち上がっていきなりG1を制しているし、血統面での考慮も必要なレースと言えるのではないか。
【前走の着順】
・1着 6頭
・2着 3頭
・5着 1頭
前走5着だったのは、デイリー杯2歳S(G2)をステップにしたショウナンパントル。
基本的には前走の着順は連対を確保している馬を狙った方がいいだろう。
【キャリア】
・1戦 1頭
・2戦 6頭
・3戦 3頭
キャリアは3戦以下が全頭となった。
牝馬ということもあり、使われ過ぎている馬はダメということだろう。
このデータは素直に受け入れたいデータだ。
【枠順】
・1枠 2頭
・2枠 0頭
・3枠 1頭
・4枠 1頭
・5枠 0頭
・6枠 2頭
・7枠 3頭
・8枠 1頭
開幕したての阪神だけど、特に内枠が有利と言うこともなさそう。
逆に揉まれにくい外枠の方が良い結果が出ているようだ。
総合的に見れば、枠は特に拘らなくても良さそうだ。
【種牡馬データ:勝率】
・1位 マンハッタンカフェ(22.0%)
・2位 ディープインパクト(17.0%)
・3位 ハーツクライ(12.7%)
※データは過去3年強の阪神芝1600mでの種牡馬実績
※最低出走回数は10回以上の種牡馬が対象
【種牡馬データ:複勝率】
・1位 ディープインパクト(41.7%)
・2位 マンハッタンカフェ(31.7%)
・3位 ダイワメジャー(29.7%)
※データは過去3年強の阪神芝1600mでの種牡馬実績
※最低出走回数は10回以上の種牡馬が対象
種牡馬のデータは阪神JFに登録している馬の種牡馬を対象としている。
データを見る限り、勝率(1着)ではマンハッタンカフェが最上位(22.0%)という結果になった。
複勝率(3着以内)では、ディープインパクトが最上位(41.7%)という結果になった。
個人的には、勝率トップのマンハッタンカフェ産駒に注目してみたいと思います。
と上記において、過去10年の阪神JF(G1)の勝馬データを算出してみました。
いかがだったでしょうか。
血統に詳しい人であれば、狙いたい馬からいくことができるけど、
正攻法に予想をしていく人は、データが少ないだけに、2歳戦は非常に難解なレースに思われます。
ただ、上記の過去10年の勝馬データで使えるものもあると思うので参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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