「調教の内容からどうやって状態の良い馬を見つけていったらいいのか分からない!!」




(^▽^;)(爆)

そう思っている方は少なからずいると思います。

当たり前のことですが、私は厩務員ではありませんし、直接的に馬の状態の善し悪しは分かりません。

だから、私にできることは、競馬新聞等の間接的な情報から馬の状態を判断することです。

一応、私は調教欄(時計)を20年以上ずっと見てきて、ある程度走りそうな馬の『傾向』というものが感覚的ながら判るようになってきたのです。


調教を見るべき観点は人それぞれで異なるでしょうから、

”これが正解!”

というのがありません。


「なんでこの馬、こんなに調教動いてないのにレースでは走るんだよ~っ( ゚Д゚)!」

なんて経験があなたにも少なからずあると思います。


だから、単に”調教時計が速い馬が良い”、”調教時計が遅いからダメ”という訳でもなく、奥が深い世界でもあると思っています。


これから先に書いてあることは、

『出走馬の調教内容をどう見て、選び出していくか』

という観点で、私が日々実践していることを書いてみたいと思います。

少しでも参考になる部分があれば幸いです。

(※事前のお断り事項として、これから私が書く内容は、世間一般的に正しいと認知されているものではない、ということをご理解してお読みください。)

それでは、内容について触れていきましょう!


出走馬の3つの調整過程


レースに出走してくる馬のローテーションは様々です。

私は、3つのタイプに分けて捉えて見てみると良いと思っています。

 ① 休養明け(2ヵ月以上)
 ② 叩き2走目
 ③ 使い詰め


という3つのタイプです。

それぞれについて1つ1つ見ていこうと思います。


【① 休養明け(2ヵ月以上)】

私の見解では、前のレースとの間隔が2ヵ月以上開いている馬を「休養明け」と捉えています。

休養明けの期間について詳細な定義はないので、ここはあまり細かく気にしなくてもOKです。

休養明けの状態で力を発揮しようとすれば、きちんと調教がされていなければ話になりません。


休養明けで十二分に力を発揮できるだろうと判断するには『リフレッシュ効果』がありそうかどうか を見極めることだと思っています。

「リフレッシュ効果?」

と思うかも知れませんが、

人間も、バカンスで心身ともリフレッシュした状態になれば、仕事にも精を出せるはずです。

馬も同じで、休養を挟んで心身ともにリフレッシュされた状態で出走してきた馬は好走している馬が多いように感じます。

最近では短期放牧などを挟んで馬をリフレッシュさせた状態でレースに出走させるケースが結構見受けられます。

一昔前に言われていた「休養明けの馬はマイナス」ということは全くないと思います。


リフレッシュ効果の要素としては以下の2点をクリアしていることを前提にしています。

 ・3週以上前からきっちりと乗り込まれている
 ・レース当週(最終追切り)の調教が目一杯ではないこと


の2つです。

例に出して説明をしてみたいと思いますが、

2014年の4月6日(日)に行われた産経大阪杯(G2)を快勝した『キズナ』の調教内容について見ていきましょう。

(↓図は産経大阪杯(G2)出走前のキズナの調教時計)
リフレッシュ効果

産経大阪杯(G2)に出走した「キズナ」は、前走の凱旋門賞から約6ヵ月間隔を開けての出走になり、乗り込み開始はレースの1ヵ月前の3月2日から時計を出されています。

そこから毎週日曜日と水曜日に時計を出されており、乗り込み量は非常に入念だと言えます。

レースの1週前の追い切りは坂路コースで一杯に追い切られています。

そして、4月2日の最終追い切りでは武豊Jを背にCWコースで追い切りでした。

ラスト1Fで仕掛けられ、馬の手応えを確かめるような調教内容となっています。

そして、馬がそれに応えるようにラスト1Fは11.7秒と速い時計が計時されています。

目一杯の追い切りではなく、まさに文句のない仕上がりだと言っていいと思います。


レースを思い出していただければ納得だと思いますが、豪快な差し切り勝ちを演じたのは記憶に新しいところです。

まさにキズナはリフレッシュした状態でレースを迎えたと言えるでしょう。


逆に休養明けの馬で、最終追い切りで目一杯追い切られている馬もたくさん目にすると思いますが、私個人的にはあまり「推し」ではありません。

なぜなら、休養明けの馬がレース当週の調教で目一杯に追い切られていると、仕上がったかどうかに疑問が残るからです。

特段速い時計が出ていれば別でしょうが、通常はレース当週に目一杯調教がされている馬は、多少割り引いてもいいと思っています。

今まで休養明けの馬の調教内容をあまり意識していなかったのであれば、是非ともリフレッシュ効果がありそうかどうかを適応してみてはいかがでしょうか。


【② 叩き2走目】

叩き2走目とは読んで字の如く、前走が休養明けでレースに出走していた馬のことです。

前走の休養明けのレースで成績が悪かった馬は、まだ仕上がっていなかった可能性が高いです。

そういった馬は叩き2走目のレースで大きな上積みを期待することが出来ます。


これも例を示したいんですが、先ほどのキズナと同じ「産経大阪杯(G2)」に出走していた『メイショウマンボ』を取り上げてみたいと思います。

産経大阪杯(G2)のメイショウマンボはエリザベス女王杯(G1)以来の出走で、キズナから2.2秒も離された7着と大敗しました。

ですが、叩き2走目のヴィクトリアマイル(G1)では0.1秒差の2着と見事変わり身を見せました。


(↓図はヴィクトリアマイル(G1)出走前のメイショウマンボの調教時計)
叩き2走目

叩き2走目での注目すべき点は、ラスト1Fまできっちりと動けているかどうか、という点です。

メイショウマンボの最終追い切りは、終い重点でしたが、CWコースでラスト1Fを11.7秒と申し分ない動きを披露しました。

逆に、ラスト1Fで一杯に追われてバテているようであれば、まだまだ状態は良くなっていないと判断して良いと思います。

馬というものは不思議なもので、2走目になると前走の大敗がウソのように激走することが多いです。

叩き2走目の時の最終追い切りは、馬なり調教でも目一杯の調教でもどちらでも遜色はない(感じ)です。


【③ 使い詰め】

使い詰めとは、休みなく使われ続けている馬のことで、、叩き3走目以降の馬はすべて「使い詰め」の分類になります。

使い詰めの状態であれば、既に馬体面は仕上がっている馬がほとんどで、調整内容に抜かりがないかをチェックするだけです。


使い詰めの馬は、馬券対象にするかの取捨選択が非常に難しい扱いの馬でもあります。

なぜかと言えば、前走で大負けしていた馬がいつも通り調教をして出走してこれば、理屈から考えるとまた大負けすることになるからです。

逆に言えば、前走が好走していた馬がいつも通り調教してレースに出走して来れば、また好走する可能性は高いということも言えます。


前走好走していた馬は状態が下降していないかをチェックし、前走が惨敗していた馬は状態が上昇しているかどうかをチェックします。

前走好走していた馬を見る観点は、前走の調教内容と同じような内容で追い切りがされているかを見ます。

前走惨敗していた馬を見る観点は、前走の調教内容よりも入念に乗り込まれているか、速い時計が出されているかるかを見ます。

特に前走が惨敗していた馬が調教で一変していた場合は見落としがちでもあるので、要注意です。

人気薄で激走する馬は前走が惨敗していたケースが多いです。




いかがだったでしょうか?

3つのタイプに分類して書いてみました。

私自身、毎レース慎重に調教を見て切り分け作業をしています。

1頭1頭、調整のされ方が違いますし時計や本数の善し悪しをどう判断していったらいいか、慎重さが求められます。


あなたがもし、予想を組み立てる際に調教をあまり重視していなかったのであれば、これからは

 ・休養明けの馬のリフレッシュ効果
 ・叩き2走目の上積み効果
 ・使い詰めの馬の好調教


の3つに着目してみてはいかがでしょうか?


競馬を予想する際、調教だけを見ていてもダメだと思いますが、重要なファクターの1つであると私は信じています。

厩舎によって調教スタイルが全く異なっていて慣れるまでは苦労はあると思いますが、気付きが得られた時の感動は最高だと思います。

ドンドン、人気のない馬で走りそうな馬を見極めていきましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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comment iconコメント 数 2

こんにちは。すごくためになる情報ばかりで、とてもありがたいです。

読んだだけで競馬がうまくなった気がしますw
本文中の調教時計ですが、あれはどういったサイトから買っていますか?
差し支えなければ教えていただけると嬉しいです!

名前: こで [Edit] 2015-02-23 09:26

Re: タイトルなし

こでさん

コメントありがとうございます。
掲載情報は某競馬新聞社の情報を引用させて頂いています。
詳細等は差し控えさせてください。

調教内容を分類しながら時計を見ることができれば、どこの競馬新聞でも大差はないと思います。

名前: システマ [Edit] 2015-02-23 21:17

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