思い出に残るレースって昔に遡れば遡るほど忘れがちになってしまう。

だけど、その中でもインパクトの大きなレースってのは忘れられない。

きっとあなたにもそんなレースは何個かあるはず。


今回、振り返りたいのは1995年6月に行なわれた第36回宝塚記念。

今から、約19年前のレースになる。

宝塚記念は通常、阪神競馬場で行われるのであるが、この年は「阪神大震災」があった年で、阪神競馬場は改修されており、京都競馬場で宝塚記念は施行されることになった。





京都で開催されるということもあり、私自身、京都競馬場まで足を運んでいたレースである。

この日は天気も良く、人が半端なく多かったことを今でも覚えている。

そして、芝も青々と生い茂っていたのを微かながらに覚えている。

さらに、1頭の名馬の最後を看取るレースとなったのも鮮明に覚えている。

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■ レースを振り返る
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まずは、レース映像を。

(第36回 宝塚記念)


高速馬場での決着となった。

この時の京都の馬場状態は非常に良く、走破時計もかなり早い。

ここ20年の中で、2番目に早い時計決着となっている。


個人的には、タイキブリザードのような首がグッと沈み込むようなフォームの馬が好きだ。

出走馬は16頭立てのレースとなり、混戦模様だった。

1番人気は切れ味鋭い"サクラチトセオー"で単勝オッズが4.4倍。

2番人気は前走快勝の"ダンツシアトル"。そして、3番人気は"ライスシャワー"と続いていた。


トーヨーリファールが逃げて、タイキブリザードが2番手で、内からダンツシアトルが3番手という形のレース運びとなった。

高速馬場ということもあり、そのまま前に行った馬での決着となった。

1着:1枠1番ダンツシアトル(2番人気)
2着:5枠9番タイキブリザード(4番人気)
3着:2枠3番エアダブリン(6番人気)

という、着順。

全体のレース結果は以下をクリック。
⇒「第36回宝塚記念レース結果」


当時は、自分が好きな馬から馬券を買っていたので、

応援していたダンツシアトルとタイキブリザードがちょうど来てくれたので、馬券も的中した。

だけど、そんなに喜べなかった。

なぜなら、3コーナーでのアクシデントが胸を打ったからだ。


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■ さよなら「ライスシャワー」
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高速馬場になれば、それだけ馬の足に負担が掛かるのは当然の事。

だから、その負荷が悪い形で表われるとすれば、レース中の故障ということになる。


私は、レースを競馬場内の4コーナー付近で見ていた。

大きなターフビジョンを見つめ、3コーナーまではドキドキしながら見ていたのだが、

3コーナー過ぎで、1頭の馬が故障を発症し、物凄い勢いで崩れ去ってジョッキーを振り落して倒れ込んだ。


それが、

「ライスシャワー」

だった。


レースが終わってもしばらくはみんながざわついていた。

そして、予後不良となり安楽死の処置が行われるということが分かった。


ライスシャワーはファンの多い馬だったと思う。


周りには涙を流している人たちが多くいた。

気付いたら、自分も涙がでていた。

競馬場に行って泣いたのは、後にも先にもこの1回かな。

だから、このレースは自分にとって忘れられないレース。


ライスシャワーは、ライバルであり名馬の「ミホノブルボン」、「メジロマックイーン」などを破るという偉業を成し遂げ、G1を3勝した名馬である。

ライスシャワーには心から、

「感動をありがとう」

と言いたい。


今でも京都競馬場のバドック裏にはライスシャワーの記念碑が立てられている。

京都競馬場に行った際には、ライスの記念碑を一度なでであげてはいかがかと思う。

それだけでも気分が変わるのではないか。


また、ライスのような長距離が異様に強い馬を見てみたいものだ。

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