2016年の大一番、有馬記念を直前に迎えるにあたって、1頭の馬に焦点を当てて深く堀り下げてみたいと思う。

その馬の名前は「サトノダイヤモンド」。

今年の有馬記念はキタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強対決のムードが漂っている。

どちらを軸にして馬券を買おうかと悩んでいる人も多いのではないだろうか。

だから、サトノダイヤモンドの方に焦点を当てて、どんな傾向が得られるかを調べてみようと思った。


サトノダイヤモンドは菊花賞を優勝して、初の古馬との対決となる。

3歳馬が通用するかどうかは、レースの展開や古馬のレベルを測る必要があるのだが、今回はここに絞ってみたいと思う。

それは、

「過去10年の菊花賞のレベルを比較して有馬記念に通用しそうかを見る」


というもの。


まずは2007年~2016年までの10年の間の菊花賞の勝馬のレベルを比較してみることにする。

ちなみに過去10年の菊花賞の勝馬たちは以下の通り

勝馬
2007年アサクサキングス
2008年オウケンブルースリ
2009年スリーロールス
2010年ビッグウィーク
2011年オルフェーヴル
2012年ゴールドシップ
2013年エピファネイア
2014年トーホウジャッカル
2015年キタサンブラック
2016年サトノダイヤモンド

比較すべき材料はTARGET frontierの補正値とする。

そうすると、順位は以下の通りとなった。

順位勝馬
1位オルフェーヴル2011年
2位エピファネイア2013年
3位サトノダイヤモンド2016年
4位トーホウジャッカル2014年
4位ゴールドシップ2012年
4位ビッグウィーク2010年
7位スリーロールス2009年
8位オウケンブルースリ2008年
8位アサクサキングス2007年
10位キタサンブラック2015年

という結果になり、サトノダイヤモンドは過去10年の菊花賞の勝馬達の中で見たら上から3番目。

そして、さらにこの勝馬達の有馬記念の出走着順を見てみたいと思う。

馬名有馬記念
着順
ペース
オルフェーヴル1着超スロー
エピファネイア不出走平均
サトノダイヤモンド
トーホウジャッカル不出走超スロー
ゴールドシップ1着平均
ビッグウィーク不出走スロー
スリーロールス競走中止平均
オウケンブルースリ不出走平均
アサクサキングス不出走平均
キタサンブラック3着スロー

過去10年で見ると、菊花賞の勝馬は4頭しか有馬記念に出走していない。

1頭は途中で競走中止になっているだけに参考外。

しかし、残りの3頭はともに好成績。

1着が2頭に3着が1頭と複勝率は100%の成績。

申し分ない成績だ。



推測するに、菊花賞馬が有馬記念に直行して出てきた場合は、中8週のローテーションが大きなプラス材料になっていると思われる。

成長期だけにレース後の疲れをしっかりと取って立て直しができることは、菊花賞の経験値を更に加算できる公算になるのだろう。

個人的には、3000mから2500mへの距離短縮も大きな好材料になると思っている。

後は、ペースをどう判断に活かしていくかというところだが、どんなペースになろうと菊花賞馬には有利だろう。

スローベースの時、ヨーイドンの競馬になったら当然斤量が2キロ軽い馬が有利になる。

平均ペースになった時はスタミナを要求されるが、菊花賞馬だけにスタミナ勝負はドンと来いと言ったところだろう。

芝の長距離だけに、ハイペースになることはおおよそ考えられない。


以上のことを要約すると、菊花賞馬にとって有馬記念はとても狙い易いレースと言えるのではないかと思う。

サトノダイヤモンドは過去10年の菊花賞勝馬の中で上から3番目であるし、馬の持っているポテンシャルは非常に高い。

それ以外のデータも後押し材料が多い。


”菊花賞馬と有馬記念”

という観点で見たら、難なくクリアだ。


後は、枠順確定後に調教をしっかりチェックしてから古馬との力関係の検討に時間を掛けてみたいと思う。

今年のジャパンカップはそれなりにレベルも高く、上位馬達はみな出走を表明しているだけに、ここが次なる鬼門だろう。


最後まで読んで頂きましてありがとうございました。


快速馬が揃った今年の高松宮記念が日曜日に中京競馬場で開催されます。

時計の掛かっている中京競馬場ですが、仮柵移動もありレース当日の芝の状態も非常に気になるところです。

2012年に中京競馬場はコースやスタンドなど大幅なリニューアルが施され、過去の小回り競馬場の様相は姿を消しました。

最後の直線も長くなり力のいるコースに変貌を遂げただけに、過去の連対馬のデータを参考に2016年の高松宮記念を占ってみたいと思います。

王手を掛けたミッキーアイル
王手を掛けたミッキーアイル

2012年からの高松宮記念の勝馬データ


※高松宮記念(G1)・・・(中京)芝1200m
【過去4年の勝ち時計とペース】
開催年 勝馬 タイム 馬場 ペース
2015年 エアロヴェロシティ 1:08.5 平均ペース
2014年 コパノリチャード 1:12.2 ハイペース
2013年 ロードカナロア 1:08.1 平均ペース
2012年 カレンチャン 1:10.3 ハイペース

時計が速い年は2013年と2015年。
この時は、前半のペースもある程度速いが、後半も速いので全体的には平均ペースに落ち着いている。
逆に時計が掛かるレースになれば、上りが掛かりやすくなるのでペース的には速くなっている。
先週の結果を見る限り、馬場はそれほど良いとは思えず2016年はある程度時計の掛かる決着になると想定できる。


連対馬の人気面を見ると、

1着馬 2着馬
2015年 4番人気 6番人気
2014年 3番人気 8番人気
2013年 1番人気 8番人気
2012年 2番人気 3番人気

という決着で、ここ2年は1番人気、2番人気の馬は連対していない。
2013年はロードカナロアという絶対的な存在がいたため、特別レベルの高いレースであったと思われる。

抜けた1番人気以外は、連軸下の信頼も疑ってかかる必要があるとみたい。


連対馬の年齢・性別の面で見ると、

1着馬 2着馬
2015年 セ7歳 牡6歳
2014年 牡4歳 牡6歳
2013年 牡5歳 牡6歳
2012年 牝5歳 牡6歳

という組み合わせになっている。
若い4歳馬が有利であるという先入観は不要であるとデータは言っているようだ。
牝馬も2012年にカレンチャンが勝利しており、割り引く必要はないと思われる。

2着馬は今年も6歳馬?って思わされるデータでもありますね。


連対馬の脚質を見ると

1着馬 2着馬
2015年 先行 先行
2014年 先行 追込
2013年 差し 差し
2012年 先行 差し

という結果となっており、逃げ馬はここ4年で連対していない。

(コース断面図)


コース断面図を見れば判るように、直線までずっと下り坂でペースが緩みにくいコース。
そして、直線で待ち受ける坂が逃げ馬を苦してめている要因。
そういった面から、テンからの快速馬が揃いそうな2016年、逃げ馬は相当力を持ち合わせていないと苦しいとみたい。


連対馬の前走の着順を見てみると

1着馬 2着馬
2015年 2着(G1) 2着(G3)
2014年 1着(G3) 2着(G3)
2013年 1着(G3) 1着(G3)
2012年 4着(G3) 3着(G3)

上記の結果を見ると、連対馬の前走は大きく崩れていない。
これは4年連続で一致しているデータであり、2016年にも該当させて良いデータではなかろうか。

また、連対馬の前走はG3以上のレースを使っており、前走が条件クラス、オープンクラスの馬は多少割り引いて考えても良いのではないだろうか。


連対馬の前走の距離を見てみると

1着馬 2着馬
2015年 1200m 1200m
2014年 1400m 1200m
2013年 1400m 1200m
2012年 1200m 1400m

前走の距離の面を見ると、全頭が1200m~1400mの範囲内に収まっている。
前走マイル以上の距離からの参戦の馬であれば、やはり距離実績は必要であると思われる。


連対馬の枠順を見てみると

1着馬 2着馬
2015年 2枠 7枠
2014年 3枠 8枠
2013年 6枠 6枠
2012年 5枠 8枠

枠順を見ると、比較的に中から外枠の馬が多く連対しているような印象を受ける。
内枠の馬は、うまく直線で抜け出すスペースがないと厳しいということなのかも知れない。
レース週は仮柵移動があり、内枠有利な感覚が芽生えてしまうが、スムーズに力を出し切れるかどうかを前提に考える必要がありそうだ。


まとめ


データ面を見る限り、2016年はどれくらいの走破時計になりそうかを予想することが大前提にとなると思われます。

コース形態から考えて、高速馬場が得意な馬がここでは取りこぼすケースも往々にして考えられます。

逆に言えば、調子が良くて前走大負けしていない馬の台頭が大いに考えられるのではないでしょうか。

ローレルベローチェ、ハクサンムーン、ミッキーアイルなどのテンに速い馬達のハナ争いも楽しみなレースとなりそうですね。

【展開解読を制する者が高松宮記念を制す!】

という結果になると踏んでいます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。